貼付け型路面クラック補修材 NETIS登録番号:KK-190032-A
UKロードマット
プライマー不要。はく離紙をはがして貼るだけ!
強力な自着層で貼り付けるため、プライマー塗布の手間と時間がかかりません。
用途
亀甲上クラック損傷拡大抑制
ひび割れへの雨水の侵入を防ぎます!
ポットホール補修箇所飛散防止
穴埋めした常温合材等の飛散を防ぎます!
薄層路面段差修正
構造物と舗装の薄い段差を補正します!
鉄板、コンクリート面の滑り止め
滑りやすい路面に貼り付けてスリップを解消します!
NETISとは
NETIS(新技術情報提供システム)とは、民間企業等により開発された新技術に係る情報を、共有及び提供するためのデータベースです。
更なる新技術開発を促進する目的で国土交通省によって運営されています。
インターネット上で一般に公開されており、法人個人を問わず誰でも自由に閲覧する事が出来る様になっています。
概要
UKロードマットは、改質アスファルトシートと合成繊維不織布シートを組み合わせた素材の表面に滑り止めの鉱物質粉粒、裏面に自着層の特殊ゴム化アスファルトを施した路面貼り付け型のマット状材料である。
UKロードマット(5㎜厚、10㎜厚)は、線路枕木下のぐり石と下層路盤の境界に設置して、線路・枕木・ぐり石を一体として安定させると共に土壌からの地下水の浸入を防ぐ目的で使用されている強靭な素材を主体とする。
UKロードマット(3㎜厚)は、より柔軟性に富む素材を主体とし、通行車両の荷重で時間経過と共に路面にすりついて一体となる。防水性及び下地追従性に優れ、路面損傷の進行を抑えて道路寿命を延長する。
製品仕様
荷姿/
3mm厚タイプ 縦500mm×長さ2000mm×厚3mm 4枚入り/箱
5mm厚タイプ 縦500mm×横500mm×厚5mm 4枚入り/箱
10mm厚タイプ 縦500mm×横500mm×厚10mm 4枚入り/箱
主要素材の物性
横にスクロールしてご覧いただけます。
項目 | UKロードマット 5㎜・10㎜ |
UKロードマット 3㎜ |
試験方法 | |||
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社内 規格値 |
測定値 | 社内 規格値 |
測定値 | |||
引張強さ (N/cm) |
長手 | 300以上 | 380 | 80以上 | 136 | JIS A 6013に 準拠する (改質アスファルトルーフィング) |
幅 | 370 | 105 | ||||
伸び率(%) | 長手 | 70以上 | 119 | 15以上 | 66 | |
幅 | 98 | 69 | ||||
引張強さ (N) |
長手 | 80以上 | 120 | 20以上 | 45 | |
幅 | 112 | 40 | ||||
耐折曲げ性 | -15度で、 き裂が 生じないこと |
き裂 なし |
-15度で、 き裂が 生じないこと |
き裂 なし |
||
耐アルカリ性 | 飽和水酸化カルシウム溶液に15日間、 浸せきして異常のないこと |
異常 なし |
飽和水酸化カルシウム溶液に15日間、 浸せきして異常のないこと |
異常 なし |
JIS K5600-6-1 | |
耐塩水性 | 3%塩化ナトリウムに15日間、 浸せきして異常のないこと |
異常 なし |
3%塩化ナトリウムに15日間、 浸せきして異常のないこと |
異常 なし |
貼付手順
1.路面清掃
補修箇所を送風機、箒などで清掃し、埃や砂利を取り除く。路面が濡れている場合は乾燥させてから作業を行う。
2. はく離紙除去
マット裏面のはく離紙を四角の角からつまみ上げて、斜め方向にマットと平行に引っ張る。夏季に粘着が強い時はコールドスプレーや凍らせたペットボトルで冷やす。
3.路面貼付
路面貼付位置にマットの角から一辺を合わせて貼り、マットを押さえながら徐々にはく離紙を斜め方向にはがしていく。
4. マット圧着
路面貼付後、丁寧に足踏みするか、手押しローラ、タンパ、木槌などでマット表面に満遍なく圧力を加え路面と密着させる。
注意事項
- 路面を清掃する。送風機、ホウキ、デッキブラシ等でほこり、砂、泥を丁寧に取り除く。
- 路面を乾燥させる。雨上がり、常時日かげ、早朝等の湿った路面はバーナーで水分を除く。
- 路面を暖める。冬季の冷え切った路面はバーナーであぶり、手で触って暖かく感じる程度に暖める。その際、UKロードマットの自着層に直火をあてない。接着力が落ちる。
- 沈下部やポットホールを常温合材等埋めた箇所は一度交通開放する。その間に油分や水分の揮発、穴埋め材料の適度な硬化を促進させ、後日貼り付け作業を行う。
- 段差修正等の目的で施工された各種薄層舗装上の貼り付けは避ける。薄層舗装の損傷により水分が浸潤する場合がある。
- 劣化した排水性舗装等で、貼り付け部分全面の骨材が明らかに動いているところでは、強力な自着層が骨材をはがす場合がある。既存舗装面に動揺がないことを確認してから設置する。
- 亀甲状クラック上に施工する場合は、周囲の舗装健全部を最低10cm含んで貼り付ける。
- UKロードマットを重ね貼りする場合は、最低10cmの重ねしろを設け、プレートコンパクター等でマット同士を密着させる。
- 夏季炎天下に使用前のマットを長時間放置しない。裏面のアスファルト層が粘り、はく離紙がはがれにくくなる。この時、コールドスプレーや冷えたペットボトルなどで裏面のはく離紙を冷やす。
- UKロードマットを小片に切り分ける場合は、裏面の紙の上から大型カッターに油類を付けて切る。