道路は社会活動を支える重要なインフラであり、その寿命を延ばすことは維持管理コストの削減と安全性の確保に直結します。本記事では、道路舗装の主要な劣化である「クラック(ひび割れ)」への早期対応を中心とした、道路舗装の長寿命化を実現するためのポイントと、ホーシンが提供する効果的な製品ソリューションをご紹介します。
目次
道路舗装の長寿命化に不可欠な「予防保全」
舗装の劣化を放置すると、小さなひび割れから水が浸入し、路盤の損傷やポットホール(穴あき)へと急速に進行します。劣化した箇所が拡大してから大規模な補修を行うよりも、初期段階の軽微な損傷を速やかに補修する「予防保全」が、結果的に長期的なメンテナンス費用を抑え、舗装全体の寿命を延ばす鍵となります。
クラック補修で水の浸入を防ぎ、ひび割れの再発を抑制
舗装のクラック(ひび割れ)は、劣化の初期段階で最も重要な補修対象です。クラックを効果的にシールすることで、劣化の最大の原因となる水の浸入を防ぎ、舗装の長寿命化を促します。
バーナーで簡単密着!プライマー不要のテープ式シール材
ホーシンの「クイックシール」は、アスファルト舗装のひび割れ補修に最適なテープ式のシール材です 。プライマー(下塗り材)が不要で、舗装面に直接貼り付け、バーナーで加熱するだけで簡単に接着・補修が可能です。舗装の打ち継ぎ目や、ひび割れ補修の他にも、水の浸入を防ぐ橋梁端部の止水にも使用できます。既設舗装の動きによって新しい舗装にひび割れが再発するリフレクションクラックの抑制にも効果的です。
深部の耐久性を強化するスティック型注入材
クラック幅が3mm以上のひび割れには、「クイックスティック」を併用することで、ひび割れ深部までシール材を注入し、水の浸透を防ぐことができます。クイックスティックで深部を処理した後、クイックシールを上から重ねて貼り付ける「バンドエイド効果」により、耐久性が加味され、長期的な舗装保護につながります。
寒冷地や交通量の多い箇所に最適!加熱注入型シール材
ホーシンの「スーパーフレックス」は、アスファルト舗装およびコンクリート舗装のひび割れ補修に適した加熱施工型のクラック注入材です。高い柔軟性と接着力に優れており、寒冷地や交通量の多い道路など、目地幅の変動が大きい場所での補修に適しています。冬場(-21℃)でも割れず、夏場でも溶け出すことなく、クラック部からの水の浸入を防ぎます。専用の溶解釜(ミニメルターなど)で溶解し注入することで、約30分で交通開放が可能です。
亀甲状クラックを補修するマットで舗装の延命
道路舗装の寿命を延ばすためには、補修後のひび割れ再発をいかに防ぐかが重要です。
広がった亀甲状クラックの補修に
貼り付け補修材の「ストロングマット」は、クラックなどの補修箇所に貼るだけで施工が可能です。高い強度特性によって、補修後のクラックの再発を抑制します。
プライマー不要で亀甲状クラックを抑制
同じく貼り付けクラック補修材の「UKロードマット」も、強力な粘着力によりプライマー塗布の手間と時間が掛かりません。亀甲状クラック(ワニの甲羅のようなひび割れ)の拡大抑制に効果を発揮し、舗装の延命化に貢献します。段差修正や滑り止めとしても使用できる汎用性の高さも特長です。国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)にも登録されており、その性能が認められています。
ポットホール補修と早期交通開放による長寿命化
ポットホールや段差は、車両の安全な通行を妨げるだけでなく、舗装の劣化をさらに加速させます。迅速な補修と交通開放は、道路機能の維持において極めて重要です。
早期交通開放を実現する加熱不要な舗装材
「クイックパッチ」は、ポットホール補修に適したアスファルト補修材です。液と粉末を混ぜて敷き均すだけの簡単施工で、転圧が不要です。硬化が非常に速いことが特長で、クイックパッチは冬期(5℃環境)でも施工後40分で交通開放が可能です。
道路舗装の長寿命化は、早期の「予防保全」を徹底し、クラックやポットホールを速やかに、かつ長期的な耐久性をもって補修することが鍵となります。ホーシンの製品群は、クイックシール、スーパーフレックス、ストロングマットなど、施工の手軽さと高い耐久性を両立させることで、現場の作業効率を高めながら、道路インフラの健全性を長期にわたり維持することに貢献します。
道路補修に関するご相談や製品に関するお問い合わせは、お気軽にホーシンまでご連絡ください。
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