水性エポキシ樹脂配合 無機質浸透性防水材 エポミックス#100
2重の防水層を形成し、優れた防水性能
エポミックス#100は、無機質浸透性防水材エレホン#100をベースに、エポキシ・アクリルエマルジョンを配合した複合型浸透性防水材です。 コンクリート表層部の毛細管閉塞効果とエポキシ・アクリルエマルジョンによる成膜効果により2重の防水層を形成するため、優れた防水性能を示します。
用途
農業集落排水処理施設 / 下水処理槽 / し尿処理場等
製品の特長
コンクリート表層部に防水層を形成します
毛細管中に浸透した、珪酸質系活性化超微粒子及びエポキシ・アクリルエマルジョンが反応硬化し管内を閉塞するため、コンクリート表層部に防水層を形成します。
優れた防水効果を発揮します
エポキシ・アクリルエマルジョンの成膜により、エポキシエマルジョン単体では得られない塗膜防水層を形成し、優れた防水効果を発揮します。
耐薬品性及び耐海水性に優れています
エポキシ・アクリルエマルジョンの使用により耐薬品性及び耐海水性に優れています。
美観的に優れています
ライトグレーに調色された防水層は新設コンクリートの風合いを損なう事なく、美観的にも優れています。
有機溶剤は一切含まれていません
仕様
配合及び材料使用量
横にスクロールしてご覧いただけます。
配合 | コテ塗り | ハケ塗り 吹付け | |
---|---|---|---|
粉体 | 10kg | 10kg | |
EM100混和液 | 主剤 | 3kg | 3kg |
硬化剤 | 1kg | 1kg | |
粘度調整剤 | 0.5kg〜1kg | 1kg | |
m2使用量 | 1.5kg(2回塗り合計使用量) |
・主剤及び硬化剤を先に撹拌し、粉体を加えさらに撹拌してくださ。
・コテ塗り、ハケ塗り、吹き付け等の施工方法により、粘度調整剤を適量添加してください。
・撹拌には高速撹拌機を使用してください。
・コテ塗り、ハケ塗り、吹き付け等の施工方法により、粘度調整剤を適量添加してください。
・撹拌には高速撹拌機を使用してください。
施工方法
1.下地処理欠損、亀裂、ジャンカ、漏水等の欠損部があれば、あらかじめ処理を行ってください。施工面の汚れやレイタンス等をサンダーで除去し、研磨粉を水洗いにより取り除きます。
2.塗り付け
コンクリートが乾燥している場合は水打ちを行い、エポミックス#100を塗りつけます。又、結露等により、コンクリート面に水滴が付着している場合は、布等でふき取ってください。
下塗り:コテ又はハケで0.75kg/m2塗布してください。
上塗り:下塗りが乾燥後同様に0.75kg/m2塗布してください。
※リシンガン等で吹付けながらコテ又はハケで仕上げていくと効率よく施工ができます。
3.注水
上塗り終了後、最低3日間の養生を行ってから注水してください。
性能
JARUS型農業集落排水処理施設コンクリート防食指針(案)「エポキシエマルジョンを混和剤とする無機質浸透性防水材」による適合試験結果
横にスクロールしてご覧いただけます。
項目 | 品質規格 | 試験結果 | |
---|---|---|---|
容器の中での状態 | 粉体 | 堅い塊がなく外観に異常がないこと | 異常なし |
樹脂液 | かき混ぜたとき、塊がなく、一様なこと | 異常なし | |
接着強さ | 標準状態 | 0.98N/mm2以上 | 2.45N/mm2 |
浸漬後 | 0.98N/mm2以上 | 2.31N/mm2 | |
耐ひび割れ性 | ひび割れが発生しないこと | 異常なし | |
耐衝撃性 | 割れ、はがれがないこと | 異常なし | |
耐久性 | 割れ、ふくれ、はがれがなく、付着強さが 0.78N/mm2以上 | 異常なし 2.01N/mm2 | |
透水性 | 0.2g以下 | 0.15g | |
耐酸性 | pH4の硫酸溶液に30日浸漬しても外観に異常がないこと | 異常なし |
注)上記はエレホン社実験室で試験を行った結果であり、品質保障値ではありません。
注意事項
- ご使用に際してはMSDS(製品安全データシート)をよく読んでください。
- 取り扱い時は、保護手袋、保護眼鏡、防塵マスク等の適切な保護具を着用してください。
- 製品は直射日光、湿気を避けて5〜35℃で保管してください。
- 製品は冬用と夏用があり、その使用期間の目安は、冬用が10月〜翌年4月、夏用が4月〜10月です。
- 飲料用水槽、養魚用水槽には使用できません。
- 本製品は、亀裂に対する追従性はありません。
- 結露により硬化不良を起こすことがありますので、結露が考えられる場合は通風等の結露防止策を行ってください。
- 施工中、養生中に5℃以下になることが考えられる場合は、採暖を行って、施工、養生温度を5℃以上に保ってください。
- 長時間の直射日光が当たる場合や強風の場合はシート養生を行ってください。
- 一度練った材料の練り返しは絶対にしないでください。(物性が低下します)
- 目に入った場合は直ちに水で数分間注意深く洗い、眼科医の診断を受けてください。
- 皮膚に付着した場合は多量の水と石鹸で洗浄し、湿疹や炎症の兆候が見られる場合は医師の治療を受けてください。
- 廃棄する場合は、許可を受けた産業廃棄物処理業者に委託してください。
- ※掲載の技術情報は、エレホン社の試験・研究に基づいたもので、信頼しうる情報と考えられます。 しかし、記載の諸性能および特性などは、施工条件などにより本資料と異なる結果を生じることがあります。
- ※掲載の記載事項は予告なしに変更する場合がありますので、予め御了承ください。
- ※既存下地・施工環境・気候とさまざまな施工上の問題がありますので、使用の際はご相談ください。