低毒性流出油処理剤 リンダ OSD−300L
油処理剤性能試験基準合格品(型式承認番号P−423)
二次公害の防止に効果を発揮
油の流出事故が起きた場合、流出油を回収装置や油吸着材により回収しますが、気象条件等により回収が困難な場合や完全に取り除けなかった油や後処理には油処理剤による処理が適しています。
用途
気象条件等により流出油の回収が困難な場合や完全に取り除けなかった油や後処理
製品の特長
二次公害の防止に効果を発揮
高性能低毒性界面活性剤配合で、高い分散性と乳化安定性を実現しました。乳化・分散することで、二次公害の防止に効果を発揮します。
製品仕様
使用方法
A. 浮遊流出油水面浮遊油の拡散を防ぐため、オイルフェンスを張り、浮遊区域を縮小させ、できるだけ油を回収します。回収しきれない油に OSD−300Lを均一に散布し、数分後水ホースか船のスクリューで撹拌します。油は乳化・分散します。
・使用基準(使用量目安)
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原油 | A 重油 | B 重油 | C 重油 | 軽油 | ガソリン |
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10〜20% | 10〜15% | 10〜20% | 10〜15% | 10〜15% | 10〜20% |
油が一度岸壁や海辺に付着すると、洗い落としが難しくなります。この場合には、まず紙やウエス等でできるだけ油を拭き取ります。 次いで処理剤を汚れた部分に噴霧し、10〜20 分間放置し、最後にホースで水をかけると、油は分散除去されます。頑固な汚れは、処理剤を直接ふりかけ、ブラシ等で洗い落とし、放水除去してください。
C. 工場の床に油をこぼした場合
油吸着材でできるだけ油を吸い取ります。次いで処理剤を汚れた部分に噴霧し、ブラシ等で洗い落とし、放水除去してください。
特性表
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項目 | 代表値 | 基準値 | |
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乳化率(%) | 30 秒後 | 94.0 | 60 以上 |
10分後 | 32.0 | 20 以上 | |
生分解率(%) | 99 | 90 以上 | |
対海産物毒性 | スケレトネマコスタツム | 300ppm 以上 | 100ppm 以上 |
ヒメダカ | 20,000ppm 以上 | 3,000ppm 以上 |
仕様
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製品コード | 3948 |
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外観 | 液体 |
荷姿 | 16L/缶 |
第4類 第3石油類 非水溶性 危険等級Ⅲ 火気厳禁
注意事項
- 本品は油を乳化分散させるもので、油を分解するものではありません。処理水および本品を環境放出はできませんので、法令や条例に従って廃棄してください。
- 流出事故を起こした場合は、海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律や消防法等、関連する法令や条例に従って処理を行ってください。
- 床に油をこぼした場合は、水質汚濁防止法、下水道法や消防法等、関連する法令や条例に従って処理を行ってください。
- ここに明示された以外の詳細事項に関しては、弊社発行の製品安全データシートをご覧ください。